天満大池のアサザがピンチ!?外来種ナガエツルノゲイトウ駆除作業初日
2018.11.25
希少な水草、アサザの数少ない自生地として保全に取組む天満大池で特定外来生物に指定されている「ナガエツルノゲイトウ」が、初めて確認されました。
東播磨のため池での確認も、おそらく初めてです。
兵庫・水辺ネットワークの先生方の調査と地元、行政等による駆除作業の1回目が行われました。
ナガエツルノゲイトウは、「アサザ」を絶滅させる可能性があり、ちぎれた茎などからも増殖するため、不用意に引き抜くと逆に生息範囲を広げてしまうそうです。
天満大池の周辺では、まだ数が少ない為、被害はほとんどありませんが、他の地域では川やため池のポンプに絡まったり、水田で繁殖して農業被害が出ているところもあるそうです。
除去作業が困難なため「地球上で最悪の侵略的植物」との異名を持つナガエツルノゲイトウを除去すべく、活動が始まりました。
約30名が参加し、ボートやユンボを使用した除去を行いました。
アサザの保全、そして農業被害を未然に防ぐためにも、防除作業を行っていかねばなりません。