いなみ野パールプロジェクトとは
「いなみ野パールプロジェクト」は兵庫県・東播磨地域のため池に生息する「ドブガイ(愛称:烏珠貝[ぬばたまがい])」を使って淡水真珠<いなみ野パール>を育てようというもの。
それは高価な”宝石”を手に入れようというものではありません。その母貝となる”ぬばたま貝”は在来種のタナゴやヨシノボリなどと共生して暮らし外来種のブルーギルなどが泳ぐ池ではほとんど姿がみられないことから生物の多様性をはかる一つの指標となっています。
また1個体で1日にドラム缶1本分の水を浄化するといわれています。まさに”ぬばたま貝”は生態系が守られた水辺環境の象徴といえましょう。
ところが東播磨(いなみ野)では水辺環境の悪化により生息地が急速に失われつつあります・
「少なくとも”ぬばたま貝”が生息できる良好な水辺環境にしたい」「東播磨産の淡水真珠<いなみ野パール>もできたらいいなぁ」という地域の熱い思いのもと、多くの方々の力をかりながら”ぬばたま貝”をシンボルとして水辺環境の保全と再生をめざすのが「いなみ野パールプロジェクト」。
この夢とロマンいっぱいのプロジェクトをともに進めるいなみ野パールプロジェクト倶楽部<烏珠のKAI>にどうぞご参加を!
ドブガイについて
薄い殻をもつ大型の淡水二枚貝。ため池や水路などの砂泥底をすみかにしています。東播磨地域では、かつて数多くのため池に生息していましたが、水質汚濁や外来種の侵入など、水辺環境の悪化によって生息地が失われつつあります。
愛称の《烏珠のKAI》及び”ぬばたま貝”の由来
東播磨の多くの方々がドブガイのことを「カラスガイ」と呼んでいます。そこで漆黒の枕詞<ぬばたま>を愛称としました。詳しくは、会員にお届けする、作家・玉岡かおるさんのオリジナル絵本をご覧ください。