今後のため池保全のあり方を考える会
2015.2.3
今後のため池保全のあり方を会員のみんなで話し合う場として、全員参加型のワークショップ形式よる「ため池保全を考える会」を開催しました。
ため池協議会の代表ら60名が参加し、第1部では、①地域住民の保全活動の拡大②管理後継者の育成、体制強化③子供の学習・教育について④農業生産活動維持振興の4つのグループに分け、地域が主体となってため池を守るには何が必要か?」をテーマにワークショップを行いました。
1班では、地域住民のイベント参加や日常的な利用は増加しているが、保全活動参加に結びついていない等 地域住民へ「ため池」の役割等のPRが必要であるなどの意見がでました。
第2部では①市街化地域 ②調整区域 ③農振区域 ④関係団体にグループ分けし、ため池の公的関与・公的管理のあり方を意識した(全体旗揚げアンケート)を行いました。
ため池ミュージアムの取り組みが始まって約12年が経過し、「ため池」の自然環境や景観、歴史・文化的な価値などについて、住民理解は高まっていると感じますか?などの質問に 番号書いた旗をあげて、回答しました。
ため池の多面的機能の役割がますます重要となってくること、その重要なため池については、残していくべきとの共通認識が得られました。
今後のため池を取り巻く環境変化に対応した永続的な保全策について、ため池協議会が主体となって具体的な方策を話しあい、管理者としての意識向上や方向性を共有できればと思っています。