MITA通信

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ゆきゆきて、阿弥陀。阿弥陀新池ため池協議会主催「第7回ため池ウォーキング」開催

2022.2.27

令和4年2月27日(日)午前9時~12時半

 二月最後の日曜日に、阿弥陀町の旧街道を通り、阿弥陀のため池を巡るウォーキングが行われました。阿弥陀町内の方々や一般参加など86名がウォーキングに参加されました。
 午前9時から中西公民館で受付。時節柄、検温を行ってからのウォーキングとなりました。
 阿弥陀町を東西に横断する国道2号線を渡り、阿弥陀小学校横を北にコウノトリ人工巣塔を仰ぎ見て、耐震補強工事中の弟池に向かいました。
 弟池では、阿弥陀東村の歴史と旧跡冊子(梶原忠裕氏編集)を作成された梶原氏より、工事中の樋門(底樋・斜樋)写真等をパネルに張付け説明がありました。
 弟池の法面には、除草作業の足場になる小段設置、堤防天端から堤体下に降りやすい様に階段も新設されています。ため池管理者が維持管理がし易いように、県営ため池整備事業の一環として加古川流域土地改良事務所整備第1課が工事をされています。
 続いて、竿池洪水吐付近にて人工巣塔を見ながら底樋・堤体工事パネル写真説明や竿池洪水吐連絡橋新設の説明を受けました。
面白かったのは、
①お茶碗一杯のご飯を育てるのに300リットルの水が必要。
 1軒の一日平均上水使用量が500リットルだそう。お茶碗2杯のお米も作れません。
②1年間稲作に使う水を田んぼに貯めると深さ3メートル必要。
 (雨で90センチ溜まるので、2.1メートル足りません。これを補うのがため池だ。)
 いかに、ため池が大切か数字でも解りますよね。

 説明が白熱したため、惣毛池の天端移動を飛ばし、最終地点の阿弥陀新池に向かいました。
 他の阿弥陀7地区ため池協議会メンバーも準備、受付、各地点での待機等、協力し合ってのイベントになりました。 
 終点の阿弥陀新池は、令和2年9月23日に、竿池、皿池、惣毛池、北脇新池の5つのため池が東播磨地域で初めて兵庫県総合治水条例に定める「指定貯留施設」に指定されました。大雨の季節(9月~10月)にため池の水位をあらかじめ下げ、降った雨をためる「治水活用」に取り組んでいます。随時指定池を増やしていく予定です。
 ため池コウノトリプロジェクトとして、エサ場確保・魚量増加のための浅瀬造成をしているため池でもあります。
 挨拶された森脇加古川流域土地改良事務所長によると、当初、阿弥陀新池の円形広場(てんとう虫広場)は、高御位山頂から見れる日時計(支柱は立っていませんが・)にする予定だったとか。夢があるよね。いい勉強になりました。

いなみ野ため池ミュージアム運営協議会

 

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