オニバス観察会(『ため池博覧会2018』⑮)
2018.8.26
第21回西島オニバス観察会が、西島ため池協議会の主催で開催され、約150人が参加しました。
地域の課題解決策を探る交流・研究拠点「東播磨フィールドステーション」について神戸大学の柴崎先生から講演があり、オニバスの保全の活動も皆で知恵を出し合っていく課題だと再認識をしました。
兵庫・水辺ネットワークの碓井先生からは「今年のオニバスについて」のお話がありました。今年も、明石市内のため池ではオニバスが観察されていますが、その数は年々減少しているそうです。オニバスを通じて明石市の環境の変化を改めて知るとこができますね。現在5ヶ所の池でオニバスが観察されています。
お話の後は、池に行って観察をしました。
兵庫・水辺ネットワークの先生方に実物に触れながら解説をしていただきました。
今年も西島のため池で、オニバスを観察することができました。
また、アカミミガメ捕獲装置で捕まったカメやスッポン、魚なども観察しました。
観察会の後は、涼しい室内での展示も行いました。
オニバスだけでなく、「ため池」の様々な水草、魚、トンボ、カエルなどを間近で観察しました。
今年も水草の実食コーナーでは、ハスやヒシの展示を見ながらの試食を行いました。
ハスとヒシの種子は、生で食べることができます。
昔はよくおやつに食べていたそうです。
今年も「意外とおいしい!」「なつかしい」という声をいただきました。
今年の一番人気は、ゆでたヒシの種子でした。
※オニバスは、2メートル以上の葉をつける日本最大の水生植物で、全国で100箇所程度しか生育が確認されない希少な植物です。 兵庫県レッドデータブックでは、Bランク(絶滅危惧増大)に指定されています。