オクワハン(『ため池博覧会2018』⑩)
2018.6.24
明石市魚住町清水で、清水神社に伝わる民族行事、「オクワハン」が執り行われました。
今年は、ため池博覧会2018とコラボし、参加された方へ「ため池カード」などもお渡しをしました。
「オクワハン」は、田植えが無事に終わったことを感謝し、稲の成育と豊作を祈る、全国的にも珍しい民俗行事です。
この祭事は、250年以上前から続いており、明石市の無形文化財に指定されています。
4人の氏子が神具(鍬・オックハン)を携え清水神社を出発し、2時間をかけて取水地や田畑、ため池、水路を巡り、
清水新池の弁天さんに田植えが終わったお礼と、稲の豊作を祈りました。
梅雨の合間の晴天、羽織袴の衣装をまとった氏子たちが水路をたどり、ため池のお社へ祈った願いは天高く届いたに違いありません。