コウノトリ生息環境整備 魚道設置記念式典
2017.4.23
高砂市阿弥陀町にて魚道設置記念式典が高砂市ため池協議会の主催で開催されました。
高砂市長をはじめとした関係者の方、地域の方々など約200名が参加され、水路を見学されました。
晴天に恵まれ、初夏を感じる穏やかな気候の中で見学した水路は、まるで童謡「春の小川」のような風景です。
高砂市阿弥陀町の惣毛池と皿池をつなぐ「魚道水路」は、元々は水田の排水路でした。
当然ながら、稲作をしない冬季には、水田からの排水が無くなることで水路はカラカラに干上がり、生き物が一年中住めない環境でした。
また、土排水路だったので、雑草や雑木が繁茂し、管理も大変でした。
そこで、水路に年間を通じて水が流れるように上流のため池と水路をつなぎ、堰板を設置し、水深が10cm以上になるように改修をおこない、
水が流れることにより、水中には様々な生き物が住み、また水深があるため雑草抑制にもつながります。
水路の近くの阿弥陀新池には「コウノトリ」4羽が飛来したこともあります。
高砂市の阿弥陀町の水路を起点とし、地域の方々と共に、コウノトリのエサとなるようなたくさんの生き物のすめる豊かな地域づくりを、
この式典を出発点とし、これから行っていきましょう。