兵庫大学東播磨フィールドステーションため池プロジェクト報告会
2021.3.12
月日:令和3年3月12日(金)
場所:東播磨フィールドステーション
兵庫大学現代ビジネス学部ため池プロジェクトチーム13名が、ため池プロジェクトとして、草刈りに重点を置いたビジネスモデルの構築を目指し草刈体験などを行ない、その活動記録や総括と今後の課題について代表して3名(平野幹さん、松尾優志さん、目黒愛実さん)が報告しました。
池本先生からは、「ため池講座」として、10年前に出演されたサンテレビ「コタローとおはよ~!」(現在も6時50分放送)を流し、10年後のため池は?私の10年後と笑いを誘いながら、いなみ野の台地に如何にしてため池が多いのかを解り易く講演して頂きました。
また、東播磨フィールドステーションの柴崎先生からは、畦師(草刈り)グループを作るにあたって、グループワーク開催、研修、現場作戦会議、営業化に至るまでの実績の積み重ね、モデル化などについて発表して頂きました。
その後、フリーディスカッションによる情報交換を行いました。
柴崎先生が草刈りビジネスとして具体的な価格の目安を提示されました。
但陽信用金庫の破魔さんからは、売り上げで幾ら儲けるには、何反分の田んぼの草刈り面積の規模になるか。5月・7月・9月に1日何時間労力が必要か。時給いくらか。
実際のビジネス内容に応じてのコスト・リスクも踏まえ算出の考え方を「よろず相談」のプロとしての意見を言われていました。
学生からは、専門的な設備も必要なうえ、知識も技術も経験も必要です。現時点では、肩掛式草刈機のみですが、他にない価値のビジネスモデルを構築していきたいと語っていました。
費用の掛かる草刈は公共の仕事ばかりが多く、個人的農業従事者の中には、畦師に依頼する機会がないこともあります。この中で勝ち残っていくためには、値段設定や接客といった技術以外のところで勝負する必要があります。
若者の雇用にも貢献できるし、田畑だけでなく、近隣との関係も守るビジネスでもあります。「草刈り」は社会的な要素があります。伸び放題にしておくと近隣に迷惑も掛かる。期限内にする仕事でもあります。この様な戦略面についてもあらかじめ検討しておきましょう。
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