MITA通信

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市の池公園を作った今津さんがやってきた❢ 阿弥陀小学校秋の環境学習

2021.11.12

令和3年11月12日(金曜日)午前9時~11時40分

 秋の環境学習の一環として阿弥陀小学校の3年生84人(3クラス)が弟池周辺、市ノ池公園でため池の工事と植物について校外学習を行いました。

 弟池の工事については、加古川流域土地改良事務所整備第1課の藤井理央さんが、地震に強くする耐震工事の進捗状況を報告し、赤茶色の部分は工事完了。工事期間は3年。土の施設は、40~50年位の寿命。ため池堤体の断面図を見せながら漏水に強い粘土の様な刃金土(はがねつち)の説明をされました。
・池の中の工事用車両搬入路は?(耐震工事完成後に撤去します。)
・ショベルカー (って言える事態凄い。) の名前は?(土を掘ったりする機械。普通、日本の行政用語では「バックホウ」と言います。)(※1)
 また、ため池管理者の黒田さんから管理方法として草刈り、注意喚起の看板設置などを行なっていますと説明されました。

 姫路植物園の松本修二さんからは、ため池の工事の時の生物への配慮は弟池なら隣の竿池に植物も移しています。ため池の土手の植物は、堤体の植物の種が入っている土を再利用して植物を守っていますと。
 特に印象に残った言葉が、絶滅危惧種のオニバスのお話で、オニバスは高砂市、阿弥陀の宝なんだよ。まだ、直接見たこともない児童もいるんだろうね。
 因みにオニバスとパソコンで打ったら「オニバス(鬼蓮)」と出ます。本当にトゲトゲの葉で「鬼蓮」って言葉が合うよ。現物を楽しみにね。

 市の池公園内多目的ホール。高砂市職員の今津賢朗さんの木の実を使った工作の時間。今津さんは、約二十年前、市ノ池公園の建設や整備に当初から携わった方。
 市ノ池公園。それは高砂市に残された最後の大規模な整備をする開拓地であり、そこには市民が感動する新鮮な広場、新しい感動が待ち受けているに違いない楽園です。
 東播磨県民局水辺地域づくり担当の稲岡さんと福田さんがお手伝いをして、みんなでどんぐりを使った工作を行いました。
 今回は、大人から子供まで楽しめました。どんぐり人形に始まり、どんぐりコマ・やじろべえといきたいのですが、時間があっという間に過ぎてしまいました。みんな一緒になって頑張りました。当分の間、どんぐりを眺めていましょう。
 ため池の管理や、ため池への取り組み、周辺自然の贈り物について、講師も子供たちも有意義な体験学習になりました。

(※1)バックホウは「油圧ショベル」と言います。パワーショベルとは商品名。流通量が多いために「油圧ショベル=パワーショベル」というイメージがついたとされます。「ユンボ」も企業の登録標章。「ショベルカー」はマスコミが使う言葉で商標名を避けるための名前。

 

因みに私、完成(平成14年9月頃)後、約3年間を市ノ池公園管理に従事していました。
                              いなみ野ため池ミュージアム運営協議会:髙見

 

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