キッチンカー出動❢ “先が見える、見通しが効く縁起物” 第3回阿弥陀れんこん掘り大会
2021.12.12
令和3年12月12日(日)午前9時30分~12時
高砂市阿弥陀町阿弥陀にある 「皿池」で、恒例になった第3回れんこん掘り大会が行われました。
地元の方、近隣市町の方だけでなく、赤穂市からも来られた人もいました。
第1回の元年は100人。昨年は194人。今年はなんと205人の方が参加しました。
この皿池は、数年前まで蓮が無くなって久しかったのですが、「ハス復活大作戦」と銘打った努力の甲斐があり、見事に復活し三回目のイベントを迎えました。
このイベントは、「いなみ野ため池ミュージアム20周年記念イベント」の一つでもあります。
去年は、白く曲がったものが多かったようですが、今年は立派な蓮根が掘れましたよ。
ため池のレンコンは細めですが、市販のものと比べ、粘りがあります。
また、加古川市西神吉町の富木地区環境保全協議会の富木さんのキッチンカーで、エビ・さつま芋・レンコンの天ぷらが振る舞われました。アツアツの天ぷらは糸を引いており、参加者が舌鼓を打っていました。
掘る方に専念される方は、当然泥だらけになりながら、レンコンを折らないように慎重に掘っていました。
また、長尺賞もあり、上位の方々には景品で皿池北の田んぼでとれた地元産のお米の景品などが配られました。
正月料理の食材の“レンコン”を掘って、ため池のめぐみを味わうイベントとなりました。
【プチ情報】
ハスと同じように、水面にお花を咲かせる植物に「睡蓮(スイレン)」があります。お花や葉っぱの形がよく似ていますが、スイレンにはレンコンはできないそうです。
れんこんの花である蓮の花は仏教で「極楽浄土に最もふさわしい花」とされており神聖な植物です。それゆえ、その地下茎であるれんこんも清浄な食物とされ、もとは神様への供物であったおせちに最適とされました。
【れんこんの日】
1994年(平成6年)11月17日、蓮根の産地として有名な茨城県土浦市にて、全国各地で蓮根栽培者の代表が集まりサミットが開催された事で、この日を記念日として制定し「レンコンの日」が誕生したのです。