「若者と共に考えるため池と疏水の未来フォーラム2020」(2021年3月6日)の様子を公開中!
2021.4.29 お知らせ
若者と共に考える ため池と疏水の未来 フォーラム2020
豊かなため池と疏水を次の世代に引き継ぐために
【日 時】令和3年3月6日(土)10時30分~12時30分
【場 所】加古川総合庁舎1階「たぱす」(加古川市加古川町寺家町天神木97-1)
【内 容】チラシはこちらから
ー第1部ー 第12回「水をもとめて」読書感想文コンクール表彰式
①表彰式、②記念撮影、③最優秀賞表彰者による感想文朗読、④講評(玉岡会長)
ー第2部ー 若者のため池学習・研究発表会
①「ため池ふるさと教育プログラムの実践」加古川市立志方西小学校
②「ため池の「池干し」がリン循環に与える影響」兵庫県立加古川東高等学校
③「独自オンラインアプリで釜谷池周辺の植物図鑑」兵庫県立明石北高等学校
【主 催】いなみ野ため池ミュージアム運営協議会
【協 賛】東播磨県民局
【協 力】加古川流域土地改良事務所、NPO法人シミンズシーズ
【参加者数】約120人(コンクール受賞の小学生をはじめ、ため池協議会、関係団体、行政など関係者)
第1部【「水をもとめて」読書感想文コンクール表彰式】
東播磨地域の発展の礎を築いた「淡河川・山田川疏水」について、先人の偉業をたたえるとともに、その理解を深めることにより、ふるさと意識を育むために実施されているもので、なんと12回目になります。
応募737名(17校)のうち、最優秀賞1点と優秀賞16点が表彰され、最優秀賞に輝いた三木市立別所小学校の竹内明希(たけうち あき)さんが作品を披露してくれました。
その内容は、「水をもとめて」を学習し、淡山疏水の現地見学会(淡河川頭首工、呑吐ダム、御坂サイフォン、練部屋分水、加古大池)に参加し、いなみ野台地の先人に感謝し、それを家族にも教え、県外の人に知って欲しいなど、いなみ野台地の人々の思いを受け継ぐ意識へと繋がっていくと、あらためて強く実感した作品でした。感動しました。
第12回「水をもとめて」読書感想文コンクール表彰式
第2部【若者のため池学習・研究発表会】
①加古川市立志方西小学校「ため池ふるさと教育プログラムの実践」について
志方西小学校の生徒3名が「ふるさとに生きる」と題し話をしてくれました。
ため池は何のためにあるのか、農業のため用水路へと流れていくなど、2年間の調査を踏まえ“1000年先の未来を思い、自分たちが大切に守っていくものである”と発表しました。
地元出席者の北本代表からは、ため池を勉強していることへの感激、ため池の重要さを再認識されたと述べられていました。
②兵庫県立加古川東高等学校「ため池の「池干し」がリン循環に与える影響」について
加古川東高等学校の生徒が、ため池の「池干し」がリン循環に与える影響について、植物に必要な栄養素でも増えすぎるとアオコなど富栄養化問題を引き起こすなど、池干しの必要性を説明しました。
③兵庫県立明石北高等学校「独自オンラインアプリで釜谷池周辺の植物図鑑」について
明石市北高等学校の生徒4名が、オンライン図鑑アプリ『BPUC Photo』で図鑑作成と植生調査を行い、楽しく簡単に植物の調査に参加できる展望が開けたと発表しました。